浅川小児科クリニック

地域のこどもたちを見守り続けて30年 未来の笑顔のために
 
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  ワクチン・健診(専用時間帯)
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P.M.17:00-17:15(ワクチン)
(土曜 11:15-13:45)
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〒251-0861神奈川県藤沢市大庭5682-9ライフビル2F
・電話番号 
0466-87-5883
・休診日  木曜日、日曜日、祝日
※一般診療、ワクチン・健診の時間帯は、季節や曜日により変動します。
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保護者の皆さまへ

お子さまの医療・健康に関わる情報は、いまやインターネット上で簡単に得られるようになりました。
しかし、それらの情報は必ずしも正しいものばかりではありません。
この欄では、院長が「信頼性が高い」と判断した情報や、院長からのメッセージを随時お伝えしています。
ご覧になってください。

4月1日(土)から、4種混合ワクチンの接種開始時期が、「生後2か月から」(現在は生後3か月から)に早められます。生後早期から百日咳の免疫が付けられることが朗報です。
今年1月中~下旬以降生まれの児は、4月1日以降に肺球+ヒブ+B型肝炎+ロタ+4種混合の5本同時接種で接種開始するようにお勧めします。
1月上旬生まれの児は、3月上旬(=生後2か月)になったら肺球+ヒブ+B型肝炎+ロタの4本同時接種で接種開始するようにして、接種開始を遅らせることが無いようにお勧めします。
【2023年4月1日からの新しいHPVワクチン定期接種制度】
9価HPVワクチン(製品名シルガード9)が、2023年4月1日から、定期無料接種になります。
小学6年~14才の女子は、6か月間隔2回接種。
15才~高校1年の女子は、初回⇒2か月後⇒6か月後の3回接種。
現在「シルガード9」の表示はされません。
4月1日以降の日程で「子宮頸がんワクチン」の項目で予約して下さい。
1997(H7)年4月2日~2008年(H20)年4月1日生まれの女性は、2025年3月31日まで3回(初回⇒2か月後⇒6か月後)無料接種可能です。
【現在のHPVワクチン定期接種】
本院では現在定期接種はガーダシル(4価)の接種です。標準的には初回⇒2か月後⇒6か月後の3回接種です。4月1日以降の9価子宮頸がんワクチンの定期接種化に伴い、本院では現在確保本数分限定の予約です。
【男性のHPVワクチン定期接種】
2020年12月25日、HPV(子宮頸がん予防)ワクチン(4価ガーダシル)を9才以上の男性にも接種することが、承認されました。男性への接種もできますので、インターネットから予約して下さい。男性への接種は、現行制度では有料接種(本院では税込17500円)です。接種回数・接種間隔は、初回⇒2か月後⇒6か月後の3回接種です。定期無料接種化に向けて厚生労働省内で検討中との情報があります。
HPVワクチンや男子への接種についてさらに検討したい方は、こちらを参考になさって下さい。
寒川町在住の児の定期接種ワクチンと4か月健診・お誕生前健診が受診可能です。ご希望の方はインターネット予約して下さい。
一般的なこどもの病気・病状
当院では、発熱、風邪(かぜ)、頭痛、結膜炎、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳(せき)、下痢・嘔吐、腹痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状や、以下の多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。
●呼吸器疾患
気管支炎、喘息(ぜんそく)、肺炎、急性喉頭炎(クループ症候群)、細気管支炎など
●伝染性疾患
水痘、おたふくかぜ、麻疹、風疹など
●消化器疾患
胃腸炎、便秘など
●慢性疾患
便秘、肥満、夜尿(おねしょ)、鉄欠乏性貧血など

皮膚疾患
こどもの皮膚は大人の皮膚に比べて薄いため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。また、汗をかきやすいため細菌やウイルスが繁殖しやすく、感染症を引き起こすこともあります。
こどもに多くみられる皮膚疾患には以下のものがあります。
●脂漏性湿疹
乳児にみられる湿疹のひとつです。頭部に黄色のかさぶたやフケのようなものが付着します。頭や顔から皮脂とよばれる脂肪分が多く分泌されることで症状が出ます。
●おむつかぶれ
おむつのあたる部分にあかみや発疹などの炎症が起きます。尿や便に含まれるアンモニアなどの刺激物やおむつの繊維がこすれることで症状が出ます。こまめにおむつを取り替えるなど、汚れた部分はきちんと拭くなど清潔さを保つことが大切です。
●カンジダ性皮膚炎
便の中にいるカンジダという常在菌(カビの一種)に感染することで炎症が起きます。おむつかぶれと似ていますが、悪化するとただれたり、皮がむけるといった症状が出ます。市販薬を使うと悪化する場合もあるため、早めに受診するようにしてください。
●あせも
「あせも」は、汗の出口がよごれや垢でふさがれることで小さな発疹が現れた状態です。あせもを掻きむしった傷にブドウ菌が感染し、炎症を起こした状態は、痛みを伴う化膿性の炎症で、発熱することもあります。
●とびひ(伝染性膿痂疹)
あせもや虫刺されを掻いてできた傷に、黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が感染して炎症が起きます。強いかゆみのある水疱ができ、化膿することもあります。人にうつる可能性があるので、プールなどは控えて早めに受診してください。
●手足口病
手のひら、ひじ、足の裏、ひざ、口の中などに水疱ができます。手に付着したコクサッキーウイルスなどのエンテロウイルスに感染することで症状が出ます。口の中の水疱に痛みがあるので、食事はなるべく刺激の少ないやわらかいものにしてください。酸っぱいもの、しょっぱいものは避けて下さい。
●リンゴ病
頬がリンゴのように赤くなり、腕やお腹に発疹ができます。ヒトパルボウイルスに感染することで症状が出ます。入浴は問題ありませんが、発疹のかゆみが増すことがあるので注意が必要です。リンゴ病のお子さんは、妊婦さんとの接触は避けた方が無難です。
※当院の治療方針
皮膚疾患は、皮膚を清潔に保ち、皮膚の病変に応じた塗り薬を使い分けて、経過を観ます。薬を処方するだけでなく、症状に合わせた生活する上での注意事項などもご説明いたします。

こどものアレルギー
当院では、お子様の気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、花粉症、アレルギー性鼻炎等を診ています。
●アレルギーの症状
小児アレルギーは、下痢、嘔吐、腹痛、せき、呼吸困難、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、発熱、頭痛、むくみ、など様々な症状で表れます。
よく見られるアレルギーには、食べ物がアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)となる食物アレルギー、ハウスダストなどの吸入性アレルゲンによって発症する気管支喘息などがあります。一方で、成長とともに症状が改善・軽減していくことも多いのが小児アレルギーの特徴です。
小児食物アレルギーで特に赤ちゃん・乳幼児が、アレルギーを起こしやすいのは、卵、牛乳、大豆です。その他にも、小麦、カニ、えび、米、そば、ピーナッツ、きのこ類などアレルギーを起こしやすい食べ物はたくさんあります。
※当院の治療方針
アレルギーの原因を特定し、完全に日常生活から除去するのは難しいことです。お子様が何かを口にした際にアレルギー症状が出たため、疑わしい食べ物を除去するという厳しい食事療法を行う方法もありますが、行き過ぎた食事療法は好ましくありません。
当院では、厳しい食物制限療法を行うのではなく、原因かもしれない食べ物を少量ずつ=米粒一粒の量くらいを摂取しながら、アレルギーを克服していく指導を行うようにしています。
様子がおかしいなど、気になることがございましたら、ご相談ください。まず、受診していただき、必要があれば検査を行い、重症(アナフィラキシーショック)例や複数種の原因が考えられる場合は、専門医のいる適切な病院にご紹介いたします。

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