すずえこどもクリニック
生まれて初めてワクチンを受ける方へ

■最初は生後2カ月からスタートです■
生後2か月になってから早めに開始するのが良いと思います。ワクチンの種類は、5種混合、肺炎球菌、、B型肝炎、ロタウイルスになります。これらのワクチンは同時に受けることをお勧めします。同時にすることで副反応が特別に強くなることはなく、より早く免疫ができてきます。すでに3か月になっている方は早めにする必要があるのでまず電話で問いあわせてください。

■当日の注意事項■
〇必要なものリスト
(1)母子健康手帳
(2)必要事項を記入済みの予診票
(3)保険証(はじめて来院する場合)
(4)哺乳瓶の乳首(ロタウイルスワクチンを受ける方のみ)

〇当日は、朝からお子さんの状態をよく観察してください。予約時間前1時間以内の体温を測定し普段より高め又は数回計測して37.5℃以上、1週間以内の38℃以上の発熱や風邪症状及び体調不良、その他予診票に問題点がある場合は事前にご連絡ください。ロタウイルスワクチン(当院はロタリックスのみ)を受ける方は予約時間の60分前から授乳を控えてください。

■ロタウイルスワクチンの説明■
この中で特にロタウイルスワクチンについて補足説明をいたします。ロタウイルス感染症を予防するシロップのワクチンです。このウイルスは主に乳幼児に流行する感染性胃腸炎の一種です。まれに腸重積や脳症など重度の合併症の発症も知られています。投与回数が 2回と3回の2種類のワクチンがありますが、どちらも効果は同じです。 当院は2回のタイプ(ロタリックス)のみになります。

ロタウイルスワクチンの副反応について
初回投与から1〜2週間は腸重積のリスクが増加する可能性があるとの報告があります。この副反応は、腸がねじれて重なってしまい、通過障害がおこります。強い場合は緊急に手術が必要になることがあります。ただ、自然感染(ワクチンをしない場合)のロタウイルス感染症でも同様に腸重積は発症します。1回目のワクチンを、生後2か月から14週6日後までの標準的接種期間内で行えばその頻度は少ないとされています。当院では体調悪化で延期になる可能性も考慮して1回目は生後12週と6日以前のできるだけ早めの予約をおすすめしています。

ロタウイルスワクチンを投与したあとの1週間は、以下のような赤ちゃんの体調の変化に注意してください。ひどいぐずり・不機嫌で繰り返し泣く・何度も嘔吐する・顔色がひどく悪い ・おなかが張って苦しそう・イチゴジャムのような血便。このようなことがあれば、診療時間内は当院へ(088-668-7676)、診療時間外の場合は徳島市夜間休日急病診療所(088-622-3576) や 徳島こども医療電話相談(#8000)などへご相談下さい。

以上の説明をご理解頂ければ、ワクチンの予約をネットにてお取り下さい。
なお、最近ワクチン実施時に動画や写真の撮影を希望する方がありますが、ワクチン実施は医療行為であり、円滑な実施に支障をきたすこともありますのでご遠慮下さい。

予防接種の予約案内へもどる

もどる