月山チャイルドケアクリニック

経鼻弱毒性生インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)とは

フルミスト点鼻液は

鼻の中にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンです。

左右の鼻の中に0.1㎖ずつスプレーします。針は刺しません。

接種回数は、1シーズン1回です。

接種対象年齢は、2歳以上19歳未満の方です。

他のワクチンとの接種間隔はあける必要はありません。

インフルエンザの予防効果は、従来の注射タイプのワクチンと同じとされています。今年のワクチンには、A型2種類、B型1種類の計3種類が入っています。注射型インフルエンザワクチンとフルミストは、1シーズンに両方のワクチンは接種しません。どちらか一方となります。

副反応

頻度が高い副反応

・鼻水、鼻づまり(約50〜60%の方)

・咳、のどの痛み、頭痛(10%以上の方)

・発熱、インフルエンザ様症状(約1〜10%の方)

・発疹、じんましん(1%未満)

まれな副反応

・アナフィラキシー、呼吸困難

予防接種を受ける際に医師と相談していただく方

重度の喘息の方

過去にけいれんを起こしたことのある方

・ゼラチンによってアナフィラキシーを起こしたことのある方

・重度の卵アレルギーのある方

・家族内に免疫不全の者がいる方(ワクチン接種後1〜2週間は接触を避ける必要があります)

・授乳中の方(フルミスト接種によりインフルエンザを発症する可能性があるので、1〜2週間は乳児との接触は控えてください。)

・数日以内にインフルエンザの薬を内服した方は、一定期間接種をあける必要があります。

接種ができない方

・妊娠している方

その他

フルミスト接種後に鼻をすすったり、のどに垂れたり、飲み込んでしまっても問題ありません。

フルミスト接種後1週間程度は、迅速検査においてインフルエンザ陽性反応を示す可能性があります。

フルミストの接種によってインフルエンザを発症することがあります。


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