えびなガーデンキッズクリニック
フルミストについて

フルミストは鼻に噴霧するタイプの弱毒生インフルエンザワクチンです。注射ではないため痛みがない、接種回数が1回で済む、予防効果が長く続くというメリットがあり、効果も注射のインフルエンザワクチンと同等と考えられます。



Q1、喘息があるけど接種できる?
フルミスト接種により軽くインフルエンザにかかったような状態となるため、接種をきっかけに発作となる可能性があり、日本小児科学会からは喘息の患者さんには注射のワクチンのほうが推奨されています。ただ、治療によってコントロールが良好なお子さんには接種が可能です。

Q2、卵アレルギーがあるけど接種は可能?
フルミストの製造過程で鶏卵が使われています。アナフィラキシーを呈したことのある方は接種に注意が必要ですので、主治医のもとでの接種をお勧めします。アナフィラキシーを呈したことのない、卵アレルギーのみの場合は接種可能です。

Q3、鼻水が出ているけど接種できる?
少量の鼻水であれば接種は可能ですが、たくさんの鼻汁が出ているようであれば延期しましょう。アレルギー性鼻炎で点鼻薬や飲み薬を使っている方も薬を継続しながら接種可能です。

Q4、フルミスト接種の副反応は?
接種後1週間以内の時期に鼻水、鼻づまり、咳、のどの痛み、頭痛などの症状が出ることがあります。

Q5、ワクチンの効果はいつから?
接種約2週間後からおよそ1年間持続すると言われています。

Q6、他のワクチンと同時接種はできる?
定期接種のワクチンなどとの同時接種ができます。(子宮頚がんワクチンのみ同時不可)同時接種をご希望の場合はインフルエンザ専用枠ではなく、Web予約の予防接種の画面から予約をすすめるとフルミストも選択が可能です。

Q7、他のワクチンとの接種間隔は?
他のワクチンとの接種間隔に規定ありません。フルミスト接種後、他のワクチンを接種後、ともに翌日からの接種が可能です。

Q8、新生児の兄弟や祖父母と接する機会があるけど接種はできる?
フルミスト接種後のお子さんは、1-2週間ほどワクチンウイルスを排出する可能性があります。新生児や重度の免疫抑制者とは密接な関係を避けるか、注射ワクチンでの接種を検討してください。
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