浅川小児科クリニック
フルミストとは?
フルミストは、鼻に噴霧して接種するインフルエンザワクチンです。注射ではなく、鼻の粘膜にワクチンをスプレーすることで、自然な感染経路に近い形で免疫をつけます。日本では、2〜18歳の方が対象です。

メリット
・注射が不要:針を使わないため、痛みがなく、注射が苦手なお子さんにおすすめです。
・自然な免疫応答:鼻の粘膜で免疫がつくられ、インフルエンザの予防効果が期待されます。

接種回数と時期
・接種回数:1回
・接種時期:10〜12月頃を推奨しています

接種方法
左右の鼻腔内に0.1mlを1回ずつ噴射
(このとき、ワクチンを吸い込む必要はありません)

接種できない方
・2歳未満、または19歳以上の方
・1週間以内に発熱があった方
・重度の喘息がある、または最近喘息症状があった方
・アスピリン内服中の方
・免疫力が低下している方

よくある質問
Q:注射のインフルエンザワクチンと比べての効果は?
A:同等です。
Q:有効期間は?
A:約1年間です。
Q:他のワクチンとの間隔は必要ですか?
A:特に間隔の制限はありません。
Q:接種後、どのくらいから効果が出るの?
A:接種後約2週間経過してから効果がでます。
Q:接種後に鼻をかんだり、くしゃみをしても大丈夫?
A:問題ありません。鼻の奥や喉に垂れる感じがして、それを飲み込んでも大丈夫です。(胃酸によりワクチンウイルスが失活します。)
Q:接種後の注意点は?
A:フルミストは生ワクチンのため、接種後にワクチンウイルスが拡がる可能性があります。従って、接種後1〜2週間は重度の免疫不全者や乳児との接触は避けましょう。
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